LESSON 02

変数を使ってみよう

値に名前を付けて、保存・変更・計算します。

40分
必須
必須・前回の復習

5分で思い出そう

第1回で学んだことを、短い問題で思い出します。今回はファイルを何個も作りません。最初に復習用のlesson02_review.pyを一つだけ作り、その中身を書き換えながら3問進めます。

今回のファイル名lesson02_review.py

第2回の復習で使うファイルです。このあとの復習2・3でも同じファイルを使います。

  1. VS Code上部の「ファイル」をクリック
  2. 「新しいテキスト ファイル」をクリック
  3. Ctrl+S(Macは⌘+S)を押す
  4. lesson02_review.pyと入力して「保存」を押す

ここを確認:画面上のタブ、または左側のファイル一覧にlesson02_review.pyと表示されたら準備完了です。

最初に1回だけ行うこと
  1. lesson02_review.pyを図の手順で作る
  2. 問題のコードを入力して保存・実行する
  3. 復習2・3では、同じファイルの中身を書き換える
復習 1

まず、結果を予想する

次のコードはまだ入力しません。2行目に何が表示されるか、頭の中で予想します。

print("Python")
print(4 + 3)

2行目に表示されるものは?

考え方を見る

最初から全部を理解しなくて大丈夫です。問題を小さな処理に分け、上から順番に見ていきます。

  1. 最初に問題文を読み、「2行目に表示されるものは?」の答えとして何を確かめるのか決めます。
  2. 次にコードを上から読みます。変数へ入る値、繰返し、条件分岐が出てきたら、その行で何が変わるかを一つずつ紙に書きます。
  3. 最後に表示される値や残った値を選択肢と比べます。この問題では「文字の記号がないので、計算した答えが表示されます。」という流れに注目します。
ヒントを見る

コードを自分で考えて作る問題ではありません。上にある見本コードを、復習用ファイルへ一文字ずつそのまま入力します。入力したら保存し、VS Code右上の▶を押します。画面下のターミナルに出た結果と選択肢を比べてください。記号や字下げが分からないときは、見本と同じ位置・同じ数にそろえれば大丈夫です。

復習 2

エディターで間違いを直す

lesson02_review.pyに、まず次の間違ったコードをそのまま入力して保存・実行します。エラーを確認したら、足りない記号を一つ書き足して、もう一度保存・実行してください。

print("こんにちは)

直したあと、ターミナルに「こんにちは」と表示されたら成功です。

ヒントを見る

文字の始まりには"があります。文字の終わりにも同じ記号が必要です。

print("こんにちは")
復習 3

復習1のコードを自分で実行する

同じlesson02_review.pyの中身をいったん全部消し、次のコードに書き換えます。保存して▶実行を押してください。

print("Python")
print(4 + 3)

ターミナルに1行目「Python」、2行目「7」と表示されたら成功です。

ヒントを見る

新しいファイルは作りません。復習2で使ったlesson02_review.pyをそのまま使います。「入力 → 保存 → ▶実行 → ターミナルを確認」の順です。

復習を終えたことを確認

実際に自分のパソコンで行ってから、チェックを入れてください。

◎
今日のゴール

変数に値を保存し、変更や計算に使える。

  • 変数が便利な理由を説明できる
  • 数値や文字を変数に保存できる
  • 変数の変化を表で追える
STEP 1

なぜ変数が必要なの?

ゲームの得点や、お店の商品の値段は、途中で変わることがあります。その数字をコードのあちこちに直接書くと、変更するときに全部探して直さなければなりません。

そこで使うのが「変数」です。変数は、数字や文字を入れておく名前付きの箱です。箱に price と名前を付けて500を入れると、「これは価格の500だ」と分かりやすくなります。

図の見方:price = 500は、priceという名前の箱に500を入れる、という意味です。あとでpriceを使うと、中に入っている500を取り出せます。

変数を使わない
print(500 * 3)
print(500 * 3 * 1.1)
変数を使う
price = 500
count = 3
print(price * count)
STEP 2

この通り書いて実行しよう

まず、このステップ専用のファイルを一つ作ります。この講座では、あとで見返したときに内容が分かるよう、lesson回数_step番号.pyという名前にそろえます。

今回のファイル名lesson02_step02.py

lesson02は第2回、step02はステップ2という意味です。

  1. VS Code上部の「ファイル」をクリック
  2. 「新しいテキスト ファイル」をクリック
  3. Ctrl+S(Macは⌘+S)を押す
  4. lesson02_step02.pyと入力して「保存」を押す

ここを確認:画面上のタブ、または左側のファイル一覧にlesson02_step02.pyと表示されたら準備完了です。

作ったファイルに、名前と年齢を別々の箱へ入れる次のコードを入力します。入力したら、すぐには実行せず、画面に何が出るかボタンで予想してください。

name = "結城"
age = 16

print(name)
print(age)
実行する前に予想しよう

print(name) では何が表示される?

全部で何行表示される?

先に自分のパソコンで実行しましょう。画面に出た結果を見てから、下のボタンを押します。

STEP 3

変数を計算に使おう

次は、値段の箱と個数の箱を使って合計を計算します。まずコードを入力し、結果を予想してから実行してください。

price = 500
count = 3
total = price * count

print(total)

価格を600円に変えるときは、price = 500の1か所だけを変更すればOKです。

自分のパソコンで試そう

price = 500をprice = 600に変え、もう一度実行します。

変更後の合計はいくらになる?

STEP 4

値の変化を追いかけよう

変数の箱には、新しい値を入れ直すことができます。コードを上から1行ずつ見て、そのたびに箱の中身を書きかえます。共通テストでも、とても大切な読み方です。

score = 60
score = score + 10
score = score + 5
print(score)

最後の print(score) で表示される数は?

先に自分のパソコンで実行しましょう。画面に出た結果を見てから、下のボタンを押します。

STEP 5

ここまでは必ずやろう

1問ずつ、自分でファイルに書いて実行します。困ったときは、その問題のヒントだけを開きましょう。

今回のファイル名lesson02_step05.py

第2回の必須問題で使うファイルです。問題ごとに中身を書き換えて、1ファイルを使い回します。

  1. VS Code上部の「ファイル」をクリック
  2. 「新しいテキスト ファイル」をクリック
  3. Ctrl+S(Macは⌘+S)を押す
  4. lesson02_step05.pyと入力して「保存」を押す

ここを確認:画面上のタブ、または左側のファイル一覧にlesson02_step05.pyと表示されたら準備完了です。

必須問題の進め方
  1. lesson02_step05.pyを作る
  2. 問題のコードを入力して保存・実行する
  3. 答え合わせ後、同じファイルを書き換えて次の問題へ進む
必須 1

自己紹介の変数を作る

名前、学年、好きな教科を3つの変数に入れ、順番に表示してください。

ヒントを見る
name = "結城"
grade = 1
subject = "情報I"

この下に、3つの変数を表示するprintを書き足します。

答えを見る
name = "結城"
grade = 1
subject = "情報I"
print(name)
print(grade)
print(subject)
必須 2

買い物の合計を求める

1個120円の商品を5個買います。単価、個数、合計の3つの変数を使ってください。

ヒントを見る

price = 120、count = 5を作り、total = price * countで計算します。

答えを見る
price = 120
count = 5
total = price * count
print(total)

ターミナルに600と表示されます。

必須 3

変数の変化を予想する

number = 10
number = number + 3
number = number * 2
print(number)

最後に表示される数は?

ヒントを見る

紙に「number」という箱を書きます。1行読むごとに、箱の中の数を10 → 13 → 26と書きかえます。

答えを見る

答えは26です。numberは10 → 13 → 26の順に変化します。

時間が余ったら

できるだけ解いてみよう

全15問

第1回の内容も使います。分からなくなったら、前の教材を見て思い出そう。

LEVEL 1基本
  1. widthとheightで長方形の面積を求める
    ヒントを見る

    二つの変数に幅と高さを入れ、width * heightをprintで表示します。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    width = 5
    height = 3
    print(width * height)  # 15
  2. 1冊800円の本を4冊買った合計を求める
    ヒントを見る

    priceとcountの二つの変数を作り、掛け算した結果をtotalへ入れます。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    price = 800
    count = 4
    total = price * count
    print(total)  # 3200
  3. 80点・70点・90点の合計と平均を求める
    ヒントを見る

    三つの点数を変数に入れます。合計を3で割ると平均になります。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    a = 80
    b = 70
    c = 90
    total = a + b + c
    print(total)      # 240
    print(total / 3)  # 80.0
  4. minutes = 120を時間に直す
    ヒントを見る

    1時間は60分です。minutesを60で割った結果を表示します。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    minutes = 120
    print(minutes / 60)  # 2.0
LEVEL 2変化を追う
  1. x = 5 → x + 2 → x × 3 → x - 1の最終値を予想する
    ヒントを見る

    紙にxの箱を書き、5→7→21→20と1回ずつ中身を書き換えます。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    最終値は20です。5+2=7、7×3=21、21-1=20です。

  2. point = 10から始めて、+5、×2、-8の変数表を書く
    ヒントを見る

    処理を書く列とpointの値を書く列を作り、1行読むごとに値を更新します。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    pointの値は、10 → 15 → 30 → 22と変化します。

  3. 価格500円・個数4個のコードを、600円・10個に変更する
    ヒントを見る

    priceとcountへ最初に値を入れている2か所だけを書き換えます。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    price = 600
    count = 10
    print(price * count)  # 6000
  4. ゲーム得点を0から始め、+100、+50、×2した結果を求める
    ヒントを見る

    score = 0から始め、score = score + 100のように順番に書きます。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    score = 0
    score = score + 100
    score = score + 50
    score = score * 2
    print(score)  # 300
LEVEL 3復習・読解
  1. Price * countで起きる問題を見つける
    ヒントを見る

    変数名は大文字と小文字を区別します。最初に作った変数がpriceなら、同じつづりに直します。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    priceとして作った場合は、同じ小文字にします。

    price * count
  2. name = 結城を正しく直す
    ヒントを見る

    結城は文字です。文字の始まりと終わりをダブルクォーテーションで囲みます。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    name = "結城"
  3. 2score = 80を正しく直す
    ヒントを見る

    変数名の最初に数字は使えません。score2のように数字を後ろへ移します。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    score2 = 80
  4. 単価・個数・合計を説明付きで順番に表示する
    ヒントを見る

    price、count、totalを作り、それぞれの前に説明の文字をprintで表示します。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    price = 120
    count = 5
    total = price * count
    print("単価")
    print(price)
    print("個数")
    print(count)
    print("合計")
    print(total)
LEVEL 4発展
  1. 最終得点が500になる計算を作る
    ヒントを見る

    scoreを0から始め、足し算や掛け算を2〜3回使って500になる道順を考えます。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    score = 0
    score = score + 200
    score = score * 2
    score = score + 100
    print(score)  # 500
  2. 二つの商品の合計金額を変数で求める
    ヒントを見る

    商品Aの価格×個数と、商品Bの価格×個数を別々に求め、最後に二つを足します。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    price_a = 120
    count_a = 2
    price_b = 300
    count_b = 3
    total = price_a * count_a + price_b * count_b
    print(total)  # 1140
  3. 自分で変数の変化を追う問題を作り、変数表と答えも用意する
    ヒントを見る

    最初の値を一つ決め、足す・引く・掛ける処理を3行作ります。各行のあとの値を表に書きます。

    答えを見る

    答えの例を確認しましょう。

    x = 4
    x = x + 3
    x = x * 2
    x = x - 5
    print(x)

    xは4 → 7 → 14 → 9と変化し、答えは9です。